2010年5月1日土曜日

遊んだ、感じた。

4月(旧暦では3月)は、仕事も自主制作以外に特になく、予定も特にあったわけじゃないので、好きに遊んでました。

まず、上旬、新宿に連句の会へいく。連句は、室町時代の座の文化が発祥で、五七五の俳句ではなく、誰かが五の句を読んだら、別の人が続けて七の句を読む。ある程度のフォーマットはあって、どこどこで春の季語をいれる、とか、季語なし、とか、月を入れるとか、あるわけです。先の句会では、俳人五名あつまり、(まぁ、僕も含めてですが)、句をねり、一つの世界、(先生いわく、ミクロコスモス)をつくりあげました。う〜ん、なんというか、春、というか、春。やっぱり、季節感を出しながら、まぁ、この句のこのあたりは、ど〜だこ〜だ、教えてもらい、先生にも、時には、そりゃぁ、変じゃ、なんと、言いつつ、3時間はあっという間。その後、新宿で久しぶりに飲み、その後、さいきん知り合いになった大塚の掛け軸屋さんへ行く。

そこで、出会った、デビット勘助さんという、アメリカ人尺八奏者の方と出会い、次回コンサートへ行く事を約束し、その後、大塚で飲む。

次の週、お香へ。香は簡単に言うと三種の名前のついた試香を匂った(聞いた)後、アットランダムにでてくる香の名前を当てる、お遊び。当たる当たらないわけではなく、その席が香を通して一つになることが、お香の醍醐味なんです。

この香ですが、これまた室町の座の文化です。

ところで、座って、なんだろう、と最初は思っていたが、座とは、今の言葉でいえば、サークルなんですね。身分制度があった時代に、香や句をとおして、個人がとけて、座や席という集まりが一つになる、ことで、身分を超えたおつきあいをしていたわけです。

こういうことが日本の階級社会にはあったわけです。つまり、断絶した階級ではなく、実にゆる〜〜く形成されていたのではないかなぁ、、、と、感じます。とくに根拠はないですが、なんとなく、市民革命が日本で起こりえないのは、なんとな〜く感じる。

まぁ、そういう何となく感、というものは、目に見えないものなので、説明はできませんが、、

日本舞踏で見る事ができました。

また、その件は、後日、また。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿